はじめての車検のすべて
1.そもそも車検とは
車検の正式名称は、「継続検査」といいます。
車検とは、安全面・公害面で国が定める基準を、満たしているかどうかの検査です。
その後2年間(次回の車検)の安全性を保証するものではありません。
車検を受けるのは何のため?
車は機械です。
通勤、ドライブ、旅行など用途は人それぞれですが、確実に劣化は進んでいます。
メンテナンスもせず劣化が進んだ車で道路を走ることは、運転者のあなたにも周囲の人々にも重大な被害を及ぼしかねません。
エンジン、ハンドル、ブレーキ、電気装置などなど、車はどの部分をとっても、不具合があれば事故に直結し、最悪の場合、生命さえ奪ってしまう物なのです。
車検を受ける事は、周囲の人々、そして何よりあなた自身を守る為に必要な整備点検なのです。
ぜひ、今回の車検を契機として、定期的なメンテナンスを行い、安全で快適なカーライフを送りましょう。
車検の実施時期
自家用乗用車の場合、新車では3年目、その後は2年ごとに受けなければなりません。
車検を通した車には、車検証(自動車検査証)と車検ステッカー(検査標章)が発行されます。
車検証は車の運転時には常に携行しなければなりませんし、車検の有効期限が表示されている車検ステッカーは、車のフロントガラスに貼っておかなければなりません。
あなたのお車にも必ず貼ってあるはずですので、確認してみてください。
車検は余裕をもって実施しよう
ここで大切な注意!
車検の有効期限を過ぎて(いわゆる車検切れ)になった車は道路を走れません。
車検切れの車で公道を走ることは、法律でかたく禁止されています。
車検は余裕をもって受けましょう。
車検は満了日(有効期限の最終日)の1か月前から受けられます。
1か月以内なら満了日前に受けても、次の満了日が早まることはありません。
車検切れになっしまうと、再び車検を取るのにさまざまな面倒が生じてしまいます。
車検は早めに手配し余裕を持って受けましょう。
車検関連業務を事業者に依頼する場合では、前もって申込を行うと車検の値段が安くなる場合が多いので、おサイフにもとってもお得です。
2.車検にかかる費用とは
基本的に車検にかかる費用とは「車検基本料」「法定費用」「部品交換費用」の3つに大きく分ける事ができます。
車検の有効期限が迫ってくると、まず頭を悩ませるのが車検費用だと思います。
しかし、大切な愛車を凶器にしないため、社会悪にしないため、定期的な点検整備は欠くことのできないものです。
車検は自動車所有者の義務です。
やらなければならないものなら、しっかりと知識をつけ、必要な金額を効率よく支出しましょう。
車検基本料とは
まず1つに「車検基本料」があります。
これは、車検を取り扱う事業者に依頼する場合にかかる点検整備の費用です。
車検は自分だけで行うこともできますが、整備や検査に持ち込む手間を考えると、車検を取り扱う業者にお願いするほうが楽ですし、一般的です。
そこで、車検業者に支払う費用が発生します。主に、「車検基本料」「事務手数料」「検査料」「整備費用」…車検業者によって様々な呼び方があります。
この金額と整備してもらえる内容はまさに千差万別。
ニコニコ車検で言えば、車検基本料は11,000円(税込)、点検項目はディーラー車検と同じ112項目を行っております。
法定費用とは
2つ目が「法定費用」です。これは、国で決まっている費用です。
主に「重量税」「自賠責保険」「印紙代」の3つがあり、車検時に国に納付するものであり、全国一律の金額です。
つまりディーラーで受けても、ご自身でやられても、ニコニコ車検で受けても一緒なのです(※印紙代は若干異なる場合があります)。
基準に適合できる整備を日常的に自分で行い、検査場に持ち込むなら、車検自体にかかる費用はこれだけです。
部品交換費用とは
そして3つ目が「部品交換費用」になります。
車検整備を引き受ける事業者は、車検を通すための点検整備だけでなく、車の状態によってプラスアルファの部品交換や調整、整備を行うのが一般的です。
「車検費用が高い」という声は、こちらを指している場合が多くあります。
依頼する側として押えておくべきは、どこまでの整備をしたいかのビジョンを、コストとの兼ね合いの上でしっかりと把握しておくことです。
安くあがるに越したことはなくても、安ければいいわけではありません。
逆に高額を払えばいいとも限りません。
ニコニコ車検では、「事前点検」を行い、車検を実施する前に部品交換について、お客様とご相談しながら見積りを作るシステムになっていますので、お客様がご納得された金額で車検が受けられます。
3.車検実施時の注意点
見積り金額は安く納得だったが、実際に車検を行った際、追加整備で思いがけない出費になったというケースを聞きます。
車検業車側に知識がないことを見抜かれてしまい、必要のないパーツの交換をしてしまうなど…当然悪質な業者で車検を行わない事が一番ですが、これは怪しいぞ…疑える基礎知識を身に着けましょう。
お見積り方法
車検業車には、それぞれの見積り方法というものがります。
- 目視だけで点検整備の予想をして見積もりする
- 概算で見積もりする
- 見積もりをしない
などという方法があります。
要するに点検整備のように見積り段階で詳しく車をチェックできるかといえばそうでもないわけです。
そのため見積りをして、その後致命的な部分の消耗などがあれば交換せざるを得ないということも出てきます。
この場合には追加費用が発生してくるということもあるわけです。
しかし、ニコニコ車検では上記の1~3の方法とは違う
- 事前に点検を行い見積りを出す
という方法を行っております。
この「事前点検」では、112項目(ディーラー車検と同じ)を徹底的に点検し、追加整備が極力発生しない無料見積りを提示することで、車検後の追加費用を無くすシステムを行っています。
値切りすぎに注意
車の所有者からすれば、2年ごと(新車購入時は3年)にやってくる車検は面倒で大きな出費の発生するものでしかありません。
その為、できる限り安くしたいという理由で値切りをする方も、当然いらっしゃいます。
ニコニコ車検でも、お客様のご要望に合わせて出来る限り安く済ませることは可能です。
もちろん車検を通すことが前提です。
しかし、車検時に提案された部品の交換などをせずに、費用を抑え過ぎると、次回の車検を待たずに故障が発生するリスクが高まります。
結果、車検時よりも修理費用がかかり、車が使えない不便な状況に置かれるという事になりかねません。
車検とは、あくまでも「検査時点」で基準を満たしているかの検査ですので、次回の車検まで良好な車両であると保証されたものではありません。
費用を抑えたい気持ちもわかりますが、それだけに目を向けず、本来の車検の意味を理解して車検を行っていただきたいです。
買い替えを検討中の方
車検から数ヶ月後に買い替えを検討中の方もいるかと思います。
今まで車検の重要性などを話してきましたが…この場合、長期的な安全を目的とした細かい修理は必要ありません。
買い替えの事情をしっかり話し「必要最低限の修理でお願いします」と依頼すれば、きっと安く済むはずです。
4.車検業車の選び方
本来、車検は管轄の陸運支局で行うこととされていますが、国土交通省から自動車整備工場(民間車検場)と指定されている業者に依頼すると、陸運支局まで行かずにそこで点検整備等を行ってもらえます。
「ディーラー」「フランチャイズ店」「カー用品店」「ガゾリンスタンド」などがございます。
費用面だけで決めない
安い車検費用をうたっていても、必要な補修が見逃されたり、追加費用ばかりかさんだりするようでは困ります。
ときには、点検段階で予想以上に修理箇所が見つかり、修理費との兼ね合いでいっそ買い換えという選択肢が浮上する場合もあるでしょう。
車検業者の「質」の見極めはとても大切です。
- どこまでの点検整備をするのか。
- 車検前に点検する範囲は。
- 車検に必要な修理と、緊急性は低いが推奨される修理をきちんと説明してくれるのか。
- 見積りは妥当か。
- 見積りを超える補修が必要な場合の対応は?
- 事後承諾で勝手な修理をしないか。
- 車検後のアフターサービスは。
- 整備担当者は親身になって相談に乗ってくれるか。
- きちんとした実績がある業者なのか。
以上のようなポイントを踏まえ、どこにウエイトを置くかをしっかり考えて車検業者を選びましょう。
アフターフォローを考える
費用面、安全面を考えた後、最後に考えるのは、車検後のアフターフォローです。
車検前にさまざまな特典や割引、サービスをうたっている車検業者も多くあります。
あるに越したことはないのですが、それだけに踊らされないように気をつけてください。むしろ大切なのは車検後のサービスです。
冒頭でもお話ししたように、車検とは、あくまでも「検査時点」で基準を満たしているかの検査ですので、次回の車検までしっかりサポートしてくれる車検業者が一番オススメだと思います。
費用が安く、しっかりした設備、そしてアフターフォローがある車検。当たり前の事を言っているのですが、車検の基礎知識を身につけたあなた自身が、今ベストだと思う車検を見つけてください。
ニコニコ車検とは
どこよりも安心でどこよりも安いを実現するニコニコ車検は、地域の皆様に支えられて30年、18万台以上の車検実績を誇る車検ブランドになりました。
長期間培ったノウハウ、これは私たちの専売特許であると考えております。
これからも安心と安さの追求を続け、少しでも地域の皆様が満足する車検を目指していきます。
ニコニコ車検(株式会社MIC)
代表取締役社長 増田信夫