車検のお役立ちコラム
【2025年最新】ベンツの車検費用を安くする方法|相場比較とおすすめ3社
- 公開日:
- 2022.8.30
- 更新日:

ベンツの車検費用は、一般的な国産車よりも高額になりがちです。しかし、適切な業者選びと事前準備により、大幅に費用を抑えることが可能です。
ベンツの車検費用は、重量1.5t以下の車両で法定費用44,050円に加え、基本料金と整備費用が必要です。法定費用は変更できませんが、基本料金と整備費用は業者によって2〜3万円の差が生まれることも珍しくありません。
この記事では、ベンツの車検費用を安く抑える具体的な方法と、コストパフォーマンスに優れたおすすめ車検業者3社を詳しく解説します。

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- 目次
1.ベンツの車検費用が高くなる理由
ベンツの車検費用が高額になる主な理由は以下の通りです。
1-1.輸入車専用部品の使用
純正部品や輸入車専用パーツは国産車と比べて価格が高く、交換が必要な場合は費用が大幅に増加します。
1-2.専門的な技術と設備
ベンツの整備には専用の診断機器や特殊工具が必要で、対応できる整備士も限られているため、技術料が高めに設定されています。
1-3.予防整備の推奨
ディーラーでは故障を未然に防ぐため、法定点検以外の部分も積極的に整備を提案する傾向があります。
2.車検費用は安くできる?
車検の時に必要となる費用は、「法定費用」「基本料金」「整備費用」の3つに分けられます。
まずはこれらがどういったものなのか確認してみましょう。

2-1.車検に掛かる費用は「法定費用」「基本料金」「整備費用」の3つ
「法定費用」とは、国に支払う費用です。
自動車重量税や自賠責保険料、印紙代がこれにあたります。この法定費用は、車の排気量や重さなどによって異なります。
「基本料金」とは、車検を依頼する業者に支払う費用です。
基本料には検査料や技術料、代行手数料など、車検を行う上で最低限必要な内容が含まれています。
この費用は業者がそれぞれ、自由に設定できるものですので、この基本料金を比較することで、車検費用全体を抑えることが可能となります。
「整備費用」とは、車検を通す上で実施する整備の費用です。
もし車が何もしなくても車検に通る状態であればこの費用は発生しません。整備費用も、業者によって差が出るポイントになります。
2-2.ベンツの法定費用の内訳
ベンツにはさまざまなモデルがあります。車検費用のうち、法定費用は車両重量によって異なります。ここではベンツの代表的な車種が含まれる、1.5t以下と2.0t以下の法定費用を見ていきます。
1.5t以下のベンツの法定費用
- 自動車重量税:24,600円
- 自賠責保険料:17,650円
- 印紙代:1,800円(店舗や車両によって異なる場合あり)
1.5t以下のベンツの法定費用合計金額:44,050円
2.0t以下のベンツの法定費用
- 自動車重量税:32,800円
- 自賠責保険料:17,650円
- 印紙代:1,800円(店舗や車両によって異なる場合あり)
2.0t以下のベンツの法定費用合計金額:52,250円
3.ベンツの車検費用相場
法定費用は業者に関わらず必要な金額は変わりませんが、基本料金と整備費用は業者によって金額が違ってきます。
そこで、業者ごとの一般的な相場と、それぞれの業者で車検を受けることによって、どんなメリットがあるのかをまとめてみました。
3-1.カーディーラー
費用相場:約9万円〜
メリット
- ベンツ正規ディーラーなら純正部品と専門技術で安心
- 充実した保証制度(通常2年間の整備保証)
- 最新の診断機器による精密な点検
デメリット
- 基本料金が最も高額(3〜5万円程度)
- 予防整備の提案により総額が高くなりがち
- 予約が取りにくい場合がある
3-2.車検専門店
費用相場:約6万円〜
メリット
- 基本料金が安い(1.5〜3万円程度)
- 輸入車対応の専門店なら技術力も安心
- 最短60分での車検完了も可能
デメリット
- 店舗により輸入車への対応レベルに差がある
- 純正部品以外を使用する場合がある
- アフターサービスがディーラーより限定的
3-3.ガソリンスタンド
費用相場:約6万円〜
- 基本料金はとても安く抑えていることが多い
- 幅広いメーカー、車種に対応している
- 指定整備工場を保有していれば、短時間での対応も可能
- 燃料代の割引など、ユニークな特典を受けられるケースが多い
3-4.中古車販売店・整備工場
費用相場:約7万円〜
- 店舗によって、料金やサービス、技術力の差が大きい
- 少人数体制の店舗が多く、整備士さんと直接相談ができたりする
- 近所の店舗なら、車検後も気軽に相談ができる
4.ベンツの車検費用を抑える方法
基本料金と整備費用は、業者によって差が出る部分です。
しかし安ければ良いというものではありません。支払う金額と、受けられるサービスがつり合っているかどうか、ということも重要なポイントとなります。
車検を通すだけではなく、安心して車に乗り続けることができるのかどうか、その業者に依頼をすることでどんな特典、メリットが受けられるのかなど、さまざまな条件を検討した上で、その時に支払う金額が妥当なものなのかどうか、考えてみてください。

4-1.複数業者から見積もりを取る
車検費用を安く抑えるためには、相見積もりを取ることをおすすめします。
合計金額はもちろん、どんな点検を行ってくれるのかなどをしっかりと比較して、総合的にお得なところを探してみましょう。
4-2.ディーラー以外の業者で受ける
ディーラーは法定24ヶ月点検個所以外の場所も見るなど、丁寧な点検や整備を行ってくれることが多く、そのぶん基本料金や整備費用が高めとなりがちです。
4-3.日ごろからメンテナンスを行っておく
車の状態が悪ければ、整備する個所や部品交換作業が多くなり、結果として高額となってしまうことがあります。
4-4.特典やキャンペーンなどを利用する
業者によってさまざまな割り引きや特典を用意しているところがあります。
そういったものが利用しやすいものなのかどうか、ということも重要なポイントとなります。
4-5.車検前の自己点検で整備費用を削減
車検前に以下の項目を自分でチェックし、必要に応じて事前に対処することで整備費用を抑えることができます。
簡単にできる事前チェック項目
- エンジンオイルの量と汚れ具合
- ウォッシャー液の補充
- タイヤの空気圧と溝の深さ
- ライト類の点灯確認
- ワイパーゴムの状態
これらの消耗品は車検前に自分で交換するか、安価な店舗で済ませておくことで、車検時の追加費用を削減できます。
5.ベンツの車検を受けるならここ! おすすめ車検業者3社
それではおすすめしたい車検業者を3社、あげてみたいと思います。
それぞれの特長を比較しながら、最もお得と思われるところを探してみてください。
5-1.ニコニコ車検
| 事前点検 | あり |
|---|---|
| 点検項目 | 法定点検56項目を含んだ全112項目 |
| 工場 | 指定工場(店舗により認証工場) |
| アフターフォロー |
|
| 割引 |
|
| 代車費用 |
|
- 仲町台店、センター南店、寒川店、平塚店、小田原東インター店、新百合ヶ丘店、八王子堀之内店、所沢店の計8店舗があります。
- 輸入車の車検基本料は税込22,000円
事務手数料が3,300円
あとは国に収めるお金「法定費用」だけです。 - 車検時のオイル交換が無料。
また6ヶ月ごとの定期点検時のオイル交換代が、大幅割引になります。
通常3,980円(小型自動車の場合)のオイル交換が特別価格2,200円(税込)で受けられます。
※店舗指定のオイルになります。
※ディーゼル車は別途費用が発生します。 - 事前点検で丁寧に説明をしてくれるので、正確な情報がわかります。
- 車検後2年間の整備保証付き、6ヶ月・18ヶ月点検無料で安心です。
- ガソリン2年間5円/L引き
※八王子堀之内店(月間上限50L)・新百合ヶ丘店(月間上限200L)は会員割引との併用で5円/L引きとなります。
※半年ごとの更新が必要です。 - タイヤローテーションも車検・12カ月点検時に無料となります。
- Webを見てのメール・お電話からのお見積りで1,000円引きとなります。
5-2.さくら車検 外車館
| 事前点検 | あり |
|---|---|
| 点検項目 | 法定24ヶ月点検 |
| 工場 | 認証工場 |
| アフターフォロー | 車検後6ヶ月または5,000km以内の整備保証 |
| 割引 |
|
| 代車費用 | 無料 |
- コンパクトカーから大型SUVまで車検基本料は一律38,500円です。
- 輸入車専用の工具やコンピュータ診断機などを各種揃えていることで、世界各国の車に対応しています。
- 車検切れの車にも完全対応。1台ごとに仮ナンバーを取得するか、積載車を用意して迅速に引き取りに伺います。
- 対応エリア内の出張引き取りと納車は無料です。
5-3.イエローハット
| 事前点検 | あり |
|---|---|
| 点検項目 | 法定点検57項目、日常点検15項目、その他約30項目 |
| 工場 | 指定工場(店舗により認証工場) |
| アフターフォロー | 車検後6ヶ月間または10,000kmまでの整備保証 |
| 割引 |
|
| 代車費用 | 無料※事前予約が必要 |
- 早さと安心を提供する『60分車検』を行っている店舗もあります。
- 事前にご予約いただくと、無料で代車のご用意ができます。
- 店舗によって車検の料金や割引額が違うので確認が必要です。
6.まとめ
今回はベンツの車検費用を安く抑える方法をご紹介しました。
車検に掛かる費用のうち、法定費用は決まっていますが、車検基本料金と整備費用は業者ごとによって異なります。
最安で車検を通すための手順
- 複数業者から見積もり取得(最低3社)
- 車検専門店を中心に比較検討
- 事前に消耗品を自分で交換
- 早期予約割引やWeb割引を活用
- 不要な整備は断る勇気を持つ
この手順を実践することで、ディーラー車検と比較して3〜5万円程度の節約が期待できます。
また、その業者で車検を受けたことによって得られる保証の内容や、特典や割引にも違いがあります。そのため、ご自身の車の使い方や予算に合わせて、トータルで考えたときに最もお得になる車検業者を選んでみてください。

7.よくある質問
Q1.車検に掛かる費用にはどんなものがあるの?
車検に掛かる費用は「法定費用」「基本料金」「整備費用」の3つに分けられます。
「法定費用」とは、国に支払う費用で、車の排気量や重さなどによって異なります。
「基本料金」とは、車検を依頼する業者に支払う費用です。基本料には検査料や技術料、代行手数料など、車検を行う上で最低限必要な内容が含まれています。
「整備費用」とは、車検を通す上で実施する整備の費用です。Q2.ベンツの車検費用はどのくらい掛かるの?
ベンツの車検費用は業者により大きく異なります。
- 正規ディーラー:9万円~
- 車検専門店:6万円~
- ガソリンスタンド:6万円~
- 整備工場:7万円~
最も安く抑えたい場合は、輸入車対応の車検専門店がおすすめです。ただし、技術力や保証内容も含めて総合的に判断することが重要です。
Q3.ベンツの車検費用を抑えるためにはどうしたらいいの?
なるべく安く車検を終えたい、という場合には、基本料金が安い業者に作業をお願いする、というのが第一となります。
ただ、業者によってはガソリン代の割引や、車検後の定期点検が無料になるなどといった特典を設けているところもあって、車検後に必要となる費用を抑えることができる場合もあります。
そのため、その時だけの費用ではなく、トータルで安くなっているかどうか、ということを検討することも大切です。
- この記事の執筆者
- 自動車専門ライター 高田 林太郎
- 自動車雑誌の編集者として出版社に勤務したのちフリーランスライターとして独立。国産・輸入車の紹介からカスタマイズ、自動車周辺企業への取材など、自動車業界の現場にてさまざまに活動中。



【8.オイル交換無料について】当店選定のオイルになります。またディーゼル車の場合、別途費用が発生します。