車検のお役立ちコラム
車検予約の注意点!おすすめ時期やキャンセル方法を解説
- 公開日:
- 2023.6.23
- 更新日:

車検の予約は、タイミングを誤ると希望日に予約が取れなかったり、有効期間を無駄にしてしまったりする可能性があります。特に満了日間近になってから慌てて探し始めると、予約が埋まっていて車検切れのリスクも生じます。 また、予約後に急な予定変更が発生した場合、キャンセルできるのか不安に感じる方も多いでしょう。
この記事では、車検予約で失敗しないための注意点、おすすめの予約時期、具体的な予約方法、そしてキャンセル時の対応について詳しく解説します。計画的に準備を進め、スムーズに車検を完了させましょう。

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- 目次
1.車検予約のおすすめ時期と注意点
車検を受けるためには、ちょうどいいタイミングというのがあります。そのタイミングで車検を受けられるように予約をすれば、無駄のない車検ができる、ということになります。
その点を詳しく見ていきましょう。

1-1.車検を受けるベストなタイミングとは
車検予約で最も注意すべきポイントは、有効期間を無駄にしないタイミングで受検することです。期間中はいつでも受けられますが、受けるタイミングによっては次回の車検満了日が前倒しになってしまいます。
原則として、車検満了日の一定期間前から満了日当日までに受検すれば、残存する有効期間を引き継いで新しい車検証が発行されます。この期間外に受けると、受けた日から新たに有効期間が計算されるため、次回の車検が早まってしまうのです。
例えば、満了日が2025年10月20日の車の場合、適切な期間内に車検を受ければ次回の満了日は2027年10月20日です。しかし、期間外の早すぎるタイミングで受検すると、その分だけ次回の満了日が前倒しになり、有効期間を損してしまいます。 なお、2025年4月からは制度改正により、満了日の2ヶ月前から受検しても有効期間を引き継げるようになりました。これにより、年度末の混雑を避けて余裕を持った受検が可能になっています。
1-2.予約は3ヶ月前から準備を始めるのが安心
車検予約で失敗しないためには、早めの行動が重要です。満了日間近になってから探し始めると、希望する日時や曜日の予約が埋まっている可能性が高くなります。特に土日祝日や年度末は予約が集中しやすく、選択肢が限られてしまいます。
おすすめの準備スケジュールは以下の通りです。
満了日の3ヶ月前:複数の業者をリストアップし、料金やサービス内容、アフターフォロー、特典などを比較検討
満了日の2ヶ月前:依頼したい業者を決定し、見積もりを依頼
満了日の1.5ヶ月前:正式に予約を確定
このように余裕を持って準備することで、焦らず自分に合った業者を選べ、希望日時での予約も取りやすくなります。
2.車検の予約方法と準備すべきもの
車検の予約方法は、車検業者にお願いをする場合と、ユーザー車検をおこなう場合で違いがあります。
ここではそれぞれの予約方法を確認していきましょう。

2-1.車検業者に依頼する場合
ディーラーや車検専門店、ガソリンスタンドなどの車検業者に依頼する場合、予約は電話やインターネットで行います。予約時の注意点と基本的な流れは以下の通りです。
予約前の準備
車検証を手元に用意しておくと、車両情報をスムーズに伝えられます。年式、型式、車台番号などの情報が必要になる場合があります。
予約の流れ
- 見積もり依頼:気になる業者に連絡し、見積もりを依頼します。可能であれば複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
- 比較検討:料金だけでなく、整備内容、代車の有無、アフターフォロー、特典なども総合的に比較します。
- 予約確定:依頼する業者を決めたら、車を入庫する日時を調整し、正式に予約します。
注意点
土日祝日は予約が集中しやすいため、希望日がある場合は早めの予約が必要です。また、見積もり内容に不明点があれば、予約前に必ず確認しておきましょう。
2-2.ユーザー車検の場合
自分で運輸支局などに車を持ち込んで検査を受けるユーザー車検は、普通車と軽自動車で予約方法が異なります。それぞれの注意点を確認しておきましょう。
普通車の場合
国土交通省の「自動車検査インターネット予約システム」から予約します。
- 予約にはアカウント登録が必要です。
- 電話での予約はできません。
- 検査希望日の2週間前から予約可能です。
- 月末などの混雑期は予約枠が埋まりやすいため、早めの予約をおすすめします。
軽自動車の場合
「軽自動車検査予約システム」を利用したインターネット予約、または管轄の軽自動車検査協会の事務所・支所への電話予約が可能です。
- インターネット予約の場合はアカウント登録が必要です。
- 電話予約とインターネット予約のどちらでも対応しています。
注意点
ユーザー車検は平日のみの実施が基本です。また、検査ラインの混雑状況によっては待ち時間が長くなることもあるため、時間に余裕を持って予約することをおすすめします。
3.車検の予約はキャンセルできる?
いざ予約をしたものの、突然の用事などで行けなくなってしまった、という場合にはどうしたらいいのでしょうか。
ここでは車検予約のキャンセルについて見ていきます。

3-1.車検業者の場合
急な予定変更などで予約をキャンセルしたい場合、車検業者に依頼したケースでは以下のような対応が一般的です。
見積もり段階のキャンセル
無料見積もりの段階であれば、問題なくキャンセルできます。
予約確定後のキャンセル
正式に予約した後でも、車を預けて整備作業が始まる前であれば、多くの業者はキャンセル料なしで対応してくれます。ただし、部品を発注済みの場合など、状況によっては費用が発生する可能性もあります。
注意点
- キャンセルを決めたら、できるだけ早く業者に電話で連絡してください。
- 予約時にキャンセルポリシーを確認しておくと安心です。
- 無断キャンセルは業者に迷惑をかけるため、必ず連絡しましょう。
3-2.ユーザー車検の場合
ユーザー車検の予約をキャンセルする場合、予約した方法に応じて手続きを行います。
普通車の場合
- 「自動車検査インターネット予約システム」にログインしてキャンセル手続きを行います。
- 電話でのキャンセルは受け付けていません。
- 予約当日の受付終了時間までキャンセル可能です。
軽自動車の場合
- インターネットで予約した場合は「軽自動車検査予約システム」から、電話で予約した場合は電話でキャンセルします。
- 予約方法とキャンセル方法を合わせる必要があります。
重要な注意点
- キャンセル料は無料です。
- 無断キャンセルを繰り返すと、アカウントが利用停止になる場合があります。
- 都合が悪くなった際は、必ず事前にキャンセル手続きを行いましょう。
4.まとめ
車検予約で失敗しないための重要なポイントをまとめます。
予約時期の注意点
- 有効期間を無駄にしないよう、適切なタイミングで受検しましょう。
- 満了日の3ヶ月前から準備を始め、2ヶ月前には予約を完了させるのが理想的です。
- 土日祝日や年度末は予約が集中するため、早めの行動が重要です。
予約方法
- 車検業者の場合は電話やインターネットで予約できます。
- ユーザー車検の場合、普通車はインターネットのみ、軽自動車は電話とインターネットの両方で予約可能です。
キャンセル対応
- 車検業者は整備前であればキャンセル料なしで対応してくれることが多いです。
- ユーザー車検は予約方法に応じてキャンセル手続きを行います。
- キャンセルする場合は、できるだけ早く連絡することが大切です。
車検切れを防ぎ、スムーズに車検を完了させるためには、計画的な準備と早めの予約が欠かせません。この記事を参考に、余裕を持った車検予約を進めてください。
- この記事の執筆者
- 自動車専門ライター 高田 林太郎
- 自動車雑誌の編集者として出版社に勤務したのちフリーランスライターとして独立。国産・輸入車の紹介からカスタマイズ、自動車周辺企業への取材など、自動車業界の現場にてさまざまに活動中。



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