車検のお役立ちコラム
車検の整備保証とは?対象範囲・期間から注意点までプロが徹底解説!
- 公開日:
- 2022.2.4
- 更新日:

「車検に出したら、なんだか車の調子が悪くなった…」そんな話を聞いたことはありませんか?
車検は車の安全を守るための大切な点検ですが、整備が原因で異音や振動といった新たな不具合が発生してしまうケースも残念ながら存在します。
万が一の整備ミスに備える制度が「車検の整備保証」です。
この記事では、車検一筋31年のプロが、整備保証の対象範囲や期間といった基本から、契約前に知っておきたい注意点、そして後悔しないための保証の選び方まで、分かりやすく解説します。

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- 目次
1.車検の整備保証とは?
車検の整備保証とは「車検時の整備が原因で発生した不具合に対して、業者が無償で再整備や修理を行う」という制度です。
整備は人間が行う以上、100%ミスがないとは言い切れません。そこで、信頼できる業者は自社の整備に責任を持つ証として、この「整備保証」を用意しています。まずは、その具体的な内容を見ていきましょう。

1-1.整備保証でカバーされる内容一覧
整備保証の対象は、原則として「その業者が車検時に点検・整備を行った箇所」に限られます。
具体的には、『道路運送車両法』で定められた点検項目が基準となります。保証書には「当社が点検整備した箇所において、当社の整備作業が原因で不具合が生じたと認められる場合」といった記載があるのが一般的です。
例えば、整備時に交換した部品に初期不良があった場合、その部品代や交換工賃が保証の対象となります。
一方で、下記のようなケースは保証されません。
- 他の業者が整備した箇所
- 点検時に不具合を指摘されたが、オーナーの判断で整備しなかった箇所
1-2.保証期間はどのくらい?
保証は永久に続くわけではなく、期間や走行距離で上限が定められています。一般的な基準は以下の通りです。
- 期間: 車検後6ヶ月〜12ヶ月
- 走行距離: 車検後の走行距離が5,000km〜10,000km
「期間」と「走行距離」の両方が設定されている場合、どちらか一方でも先に上限に達した時点で保証期間は終了となります。例えば「6ヶ月または5,000km」の保証の場合、車検から2ヶ月しか経っていなくても、5,000km走行した時点で保証は適用されなくなります。
1-3.対象となる車は?
整備保証の対象は「自家用自動車」に限られるのが一般的で、トラックなどの事業用車両は対象外となることがほとんどです。
また、以下のような場合も保証が受けられなくなる可能性があるので注意しましょう。
- 整備後に車の使用者を変更した場合
- 法律で定められた12ヶ月点検などを受けていない場合
1-4.整備保証にはあたらないものとは
整備保証は、あくまで「整備作業が原因の不具合」に対するものです。そのため、以下のようなケースは保証の対象外となります。
- 整備していない箇所の不具合
- 経年劣化による自然な故障
- 正常な変化(例:新品のブレーキパッドに交換後、効きが強くなった)
- 消耗品の交換(タイヤ、オイル、バッテリーなど)
特に、新品のタイヤに交換した後にロードノイズ(走行音)が変わった、といったケースは「不具合」ではなく「正常な変化」と見なされるため、保証の対象にはなりません。
2.車検保証の落とし穴とは?契約前に知っておきたい注意点
安心して車を任せるために重要な整備保証ですが、業者によって内容が大きく異なる点には注意が必要です。契約後に後悔しないためにも、事前に知っておくべき「落とし穴」を解説します。
2-1.保証内容が業者によって異なる
整備保証の内容や期間は、法律で定められているわけではなく、業者ごとに独自の基準を設けています。
多くの業者は「6ヶ月または5,000km」といった保証を付けていますが、中には「2年間」といった長期保証を提供している業者や、そもそも保証制度自体がない業者も存在します。
「どこも同じだろう」と思い込まず、車検を依頼する前に必ず保証書の内容を確認し、保証期間や対象範囲を正確に把握しておくことが重要です。
2-2.整備不良を認めてくれない業者もある
保証をめぐるトラブルで最も多いのが、「不具合は起きているが、車検の整備が原因とは認められない」というケースです。
例えば、車検後に足回りから異音がし始めたとします。オーナーからすれば「車検でタイヤを外したのだから、その時の作業が原因だ」と感じるでしょう。しかし業者側は「作業後のチェックでは異常はなかった。たまたま車検後に別の原因で不具合が出ただけだ」と主張する可能性があります。
悪質な業者の場合、保証規約にある「当社が整備不良を認めた場合」という一文を盾に、明らかに自社のミスであっても非を認めないケースがあります。
こうしたトラブルを避けるためにも、料金の安さだけで判断せず、過去の実績や口コミなどを参考に「信頼できる業者」を見極めることが何よりも大切です。
3.『ニコニコ車検』の保証が選ばれる理由
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4.まとめ
本記事では、車検の整備保証について解説しました。最後に、後悔しないための保証の選び方のポイントをまとめます。
- ポイント1:保証の「期間」と「範囲」を確認する
- 保証期間は長いか?(例:2年保証など)
- 保証の対象範囲は明確か?
- ポイント2:保証内容だけでなく「信頼できる業者」かを見極める
- 整備実績は豊富か?
- 見積もり時の対応は丁寧か?
- 万が一の際に、誠実に対応してくれそうか?
車検は、大切な愛車の安全を預ける重要なイベントです。料金だけでなく、手厚い保証と信頼できる対応を兼ね備えた業者を選び、安心のカーライフを送りましょう。
車検の整備保証に関するQ&A
Q1.整備保証ってなに?
車検時におこなった整備が原因で起きた不具合を、車検業者の責任で無償修理してくれる制度です。
Q2.整備保証の内容は?
法で定められた点検項目に沿って、その業者が整備した箇所が対象となるのが一般的です。
Q3.保証期間は?
業者により異なりますが、「期間:6ヶ月〜12ヶ月」または「走行距離:5,000〜10,000km」のどちらか先に到達するまで、という条件が一般的です。中には2年間の長期保証を設けている業者もあります。
Q4.整備保証の注意点は?
整備した箇所以外の不具合や、整備が原因だと断定できないトラブルは保証の対象外です。また、正常な変化(新品ブレーキの効きが強くなる等)を不具合と勘違いしてしまうケースにも注意が必要です。
- この記事の執筆者
- 自動車専門ライター 高田 林太郎
- 自動車雑誌の編集者として出版社に勤務したのちフリーランスライターとして独立。国産・輸入車の紹介からカスタマイズ、自動車周辺企業への取材など、自動車業界の現場にてさまざまに活動中。



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