車検のお役立ちコラム

【2024年】BMWの維持費はいくら?安くする方法は?車検一筋29年のプロが解説

公開日:
2022.9.12
更新日:

BMWの維持費は、年間22万円〜41万円になります。(税金・車検・メンテナンス・ガソリン代の合計。実際の条件により変わります。)
そのためベンツの車検費用を抑えるためには、適切な店舗選びが重要になります。
そして、維持費を少しでも安くするにはどうすれば良いのか?
車検一筋28年の自動車のプロが解説いたします。

5秒で今すぐ分かる!
2クリックで簡単!車検料金シミュレーション
目次

1.BMWの維持費の内訳は?

BMWの維持費の内訳は?

BMWの維持費をざっと計算してみると、年間22万円〜41万円となります。
その内訳は以下の通りです。

<BMWの維持費内訳>
自動車税 3万円~6万円
車検費用 4万円~7万円※年額に換算
メンテナンス代 3万円~5万円
ガソリン代 12万円~23万円
合計 22万円~41万円

※他にも、駐車場代や任意保険料、故障した時の修理代などが必要になりますが、この辺りは条件によって大きく異なってくるのでここでは省きます。
まずは、この4つの維持費について解説していきます。

1-1.自動車税

年間:3万円〜6万円

自動車税の金額は、車の総排気量によって決められています。例えば、1500cc以下は年間3万500円、2000cc以下は3万6000円です。
ところが、年式の古いBMWを中古車で購入した場合には、この税額が違ってきます。
まず、2019年9月以前の初度登録だった場合には、1500cc以下の税額は3万4500円、2000cc以下は3万9500円です。
2019年10月から消費税が10%に増税し、その代り自動車税が引き下げられることになりました。
そのため、初度登録時期によって自動車税の金額が異なります。
さらに、登録してから13年以上経過した車の場合には、この税額はおおむね15%ほど増えることになります。

1-2.車検費用

年間:4万円〜7万円

車検費用で大きなウエイトを占めるのが、車両の重量に応じて発生する「重量税」です。
輸入車は全般的に、車両の重量が重いモデルが多い傾向です。BMWも同じで、同じ車格でも重量税が1ランク上となる場合があります。
重量税は1.5tまでは2万4600円、2.0tまでは3万2800円というのが税額です。
しかしこれも、自動車税と同じく13年を経過すると増税となり、1.5tまでは3万4200円、2.0tまでは4万5600円を支払わなければなりません。

他にも、車検の費用には「自賠責保険」や「車検業者に支払う費用(基本料や整備費用)」などが発生します。
それらの費用を含め、車に大きな問題がなければ、車検費用の総額は平均で「8万円〜14万円」程度になります。
車検は2年に1回ですので、年間で「4万円〜7万円」になります。

1-3.メンテナンス・定期点検の費用

年間:3万円〜5万円

<計算の条件>
  • オイル交換代:2~3万円(1年に1回実施)
  • 定期点検代:1~2万円(半年ごとに実施)

メンテナンス代については、最低限必要なエンジンオイルの交換について考えます。
最近のBMWは、頻繁なオイル交換が不要なモデルが多くなってきました。
そのため、1年に1回のオイル交換を実施した場合、費用は2〜3万円になります。
BMWはエンジンの性能にこだわりを持った自動車メーカーですので、クオリティの高いオイルを選ぶと、どうしても費用は高くなってしまいます。

また、オイル交換以外にも、車の状態に応じて冷却水の補充、タイヤローテーション、ブレーキパッドの交換などが必要になってきます。
前述の通り、BMWは重量が重いモデルが多い傾向ですので、パーツの摩耗が進みやすい傾向があります。
定期的な点検を実施して車の状態を確認すれば安心でしょう。
ここでは、点検代を年間1〜2万円として考えています。

1-4.ガソリン代

年間:12万円~23万円

<計算の条件>
  • ハイオクの全国平均価格:183円/L(2022年6月)
  • 車の燃費:8km/L
<年間のガソリン代>
  • 年間5,000km走るなら:12万円
  • 年間10,000km走るなら:23万円

BMWのガソリンは、ハイオク指定となっています。
これはヨーロッパで販売されているガソリンのオクタン価が高く、日本ではハイオクに相当するものと同じだからです。
そのため、レギュラーガソリンが指定されている多くの国産車と比べると、維持費を押し上げる原因となっています。

2.車検28年のプロが教えるBMWの維持費を抑えるコツ

では、BMWの維持費を抑えるコツを見ていきましょう。

2-1.税金の安い車種、グレードを選ぶ

維持費を抑えるためには、排気量の小さいグレードを選ぶ、というのが有効です。
近年のモデルは、小排気量エンジンにターボチャージャーを装備した『ダウンサイジングターボエンジン』が主流となっており、小排気量でも、十分なパワーを得ることができます。
自動車税はエンジンの排気量で決められているため、ターボチャージャーのありなしは税額に関係ありません。

2-2.エコカー減税の対象車を選ぶ

BMWのハイブリッド車やクリーンディーゼルエンジン搭載車は、エコカー減税の対象となっています。
この場合、自動車税などが優遇されていますので、その分維持費を抑えることが可能です。

2-3.定期的な点検とメンテナンスを行う

トラブルを早期に発見し、早めにメンテナンスを行っておくことは整備費の抑制に繋がります。
そのためには定期的な点検を実施することが重要です。
点検には多少の費用がかかりますが、実施しないと車のトラブルの予兆に気づくことができません。いざ大事になってから対処をしようとすると、修理費が多額になるケースが多いのです。
特に最近の車の構造は複雑になっているため、車の不具合が進行し他の場所に波及すると、ユニットごと交換となり多額の費用が発生します。
定期的な点検を実施して、トラブルを未然に防ぐことを心がけましょう。

3.BMWの維持費を抑えるために、車検業者の特典を利用しよう

特典を利用する

維持費を抑えるために、車検業者のお得な特典を利用するという方法があります。

例えばニコニコ車検の特典を利用すると、
  • 2年間半年ごとのオイル交換無料 → 2年間で4万円~6万円お得
  • 2年間のガソリン代が何回でも5円/L割引 → 2年間で6,000円~12,000円お得
  • 6カ月、18カ月点検無料実施 → 2年間で2万円~4万円お得

※金額は前述の試算より

となります。
これだけでも、BMWの維持費が大きく削減できますね。
さらに、タイヤローテーション無料、車検後2年間整備保証といった特典もあります。
こういったサービスを賢く利用することは、維持費を抑えるためには外せないポイントです。

4.BMWの車検を受けるならここ!おすすめ3社

BMWの車検を受ける時のおすすめ車検業者を3社、おすすめのポイントとともにご紹介します。
それぞれ特典などに違いがありますので、じっくり検討してご自身に最もマッチするところを探してみてください。

4-1.ニコニコ車検

ニコニコ車検

事前点検 あり
点検項目 法定点検56項目を含んだ全112項目
工場 指定工場(店舗により認証工場)
アフターフォロー
  • 車検後2年間の整備保証
  • 車検後6ヶ月、18ヶ月点検無料
割引
  • ガソリン2年間5円/L引き
  • Web限定1,000円引き
  • 仲町台、センター南、寒川、平塚、小田原、新百合ヶ丘、堀之内、所沢の計8店舗があります。
  • 輸入車の車検基本料は税込22,000円
    あとは国に収めるお金「法定費用」だけです。
  • 車検時のオイル交換が無料。
    また6ヶ月ごとの定期点検時のオイル交換代が、大幅割引になります。
    通常3,980円(小型自動車の場合)のオイル交換が特別価格1,100円(税込)で受けられます。
    ※店舗指定のオイルになります。
    ※ディーゼル車は別途費用が発生します。
  • 事前点検で丁寧に説明をしてくれるので、正確な情報がわかります。
  • 車検後2年間の整備保証付き、6ヶ月・18ヶ月点検無料で安心です。
  • ガソリン2年間5円/L引き
    ※堀之内店(月間上限50L)・新百合ヶ丘店(月間上限200L)は会員割引との併用で5円/L引きとなります。
    ※半年ごとの更新が必要です。
  • タイヤローテーションも車検・12カ月点検時に無料となります。
  • Webを見てのメール・お電話からのお見積りで1,000円引き。

地域最安値保証 ニコニコ車検

4-2.さくら車検 外車館

事前点検 あり
点検項目
  • 安心点検+法定点検45項目(ベーシックプラン)
  • 安心点検+法定点検を含んだ80項目(セーフティプラン)
工場 指定工場
アフターフォロー
  • 3ヶ月または3,000kmまでの整備保証(ベーシックプラン)
  • 6ヶ月または5,000kmまでの整備保証(セーフティプラン)
割引
  • リピート割引5,000円オフ(2回目以降)
  • 法人割引5,000円オフ(2台以上所有)
  • プランには基本的な点検を行うベーシックプランと、より安心なセーフティプランがあります。
  • 輸入車専用の工具やコンピュータ診断機などを各種揃えていることで、世界各国の車に対応しています。
  • 車検切れの車にも完全対応。1台ごとに仮ナンバーを取得するか、積載車を用意して迅速に引き取りに伺います。
  • 対応エリア内の出張引き取りと納車は無料です。

4-3.イエローハット

事前点検 あり
点検項目 法定点検57項目、日常点検15項目、その他約30項目
工場 指定工場(店舗により認証工場)
アフターフォロー 6ヶ月の点検無料
割引 早期予約割引/初回割引/リピート割引/即決割引
  • 土日や祝日に車検を受けられるのは指定工場(民間車検場)のみ。イエローハットは全国700店舗以上のうち、指定工場は168店舗あります。
  • 早さと安心を提供する『60分車検』を行っている店舗もあります。
  • 事前にご予約いただくと、無料で代車のご用意ができます。
  • 修理回数無制限、累計修理額30万円までのイエローハットプライムワランティという年間のオプション長期保証も用意しています。
  • 店舗によって車検の料金や割引額が違うほか、輸入車の車検や整備を行っていない店舗が一部ありますので、ホームページをご確認ください。

5.まとめ

今回はBMWの車検費用を安く抑える方法をご紹介しました。
ガソリンがハイオク指定である、国産車より重量が重いモデルが多い、などの理由が国産車より維持費が高くなる理由です。
メンテナンスに関しても、大事にしたいという気持ちから定期的な点検が必要になりがちです。
そんな維持費を少しでも安くしたいという場合には、車検業者が用意している特典を賢く利用してみてください。

車検業者イメージ

6.よくある質問

  1. Q1.維持費で注意したい点はどこ?

    中古車のBMWを購入する場合には、車の状態を平均レベルに戻すための整備費用もそうだが、初年度登録から13年経過しているかどうかを確認することも大事。
    13年以上経過していると、自動車税や重量税などが増税となるため、その分維持費が増えてしまう。

  2. Q2.維持費を抑えるためにはどうしたらいい?

    エコカー減税の対象モデルや、小排気量ターボエンジン搭載車を選ぶと、税金面での金額を抑えることが可能となる。
    また、1週間に1度はボンネットを開け、冷却水やエンジンオイル、ブレーキフルード、バッテリーなどの状態を確認するなどをしておくと、トラブルの早期発見ができ、整備費用を抑えることができる。

  3. Q3.車検業者はどうやって選べばいい?

    車検の費用は、どの業者でも支払う額は同じとなる法定費用と、点検などを行うための費用の車検基本料金に分けられる。
    このうち、車検基本料金は、車検業者が決められるものなので、まずはその比較をしたい。
    その上で、その業者で車検を受けたことによる特典を確認し、トータルで最もお得なところを探す、というのがベターな方法となる。

5秒で今すぐ分かる!
2クリックで簡単!車検料金シミュレーション
この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎
自動車雑誌の編集者として出版社に勤務したのちフリーランスライターとして独立。国産・輸入車の紹介からカスタマイズ、自動車周辺企業への取材など、自動車業界の現場にてさまざまに活動中。