車検のお役立ちコラム
【2024年版】クレジットカード払いができる車検業者5選!車検一筋29年のプロが解説
- 公開日:
- 2022.10.27
- 更新日:
車検を受けるためにはある程度まとまった費用が必要となるため、クレジットカードで支払いたいという方もいらっしゃると思います。
車検費用をクレジットカードで支払うことができる車検業者も増えてきていますが『法定費用』だけは現金で、というところも多いようです。
ここでは、なぜ車検費用の一部しかクレジットカードが使えないのか、全額クレジットカードで支払えるところはあるのかなどを、車検一筋28年のプロがご説明します。
合わせて、クレジットカード払いができる車検業者5社もご紹介します。
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- 目次
1.車検費用をクレジットカード払いにできる?
それなりの費用が必要となる車検。現金で支払うよりもクレジットカードで支払いたい、という方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ここまでキャッシュレスが進んだ現在でも、車検費用に関してはクレジットカードが使えないところがまだまだ多い、というのが現状です。
それがなぜなのか、解説します。
1-1.車検費用は大きく分けて3つ
車検費用を大きく分けると以下の3つに分類できます。
- 法定費用…法律で定められている税金や保険などの費用
- 車検基本料…車検業者が車検を代行する費用(費用の名目は業者によって様々です)
- 整備費用…車検に合格するために必要な整備のための費用
1-2.「法定費用」は現金払いであることが多い
法定費用は、車種ごとに法律で定められている金額であり、自動車重量税、自賠責保険料、印紙代のことをさします。
法定費用は最終的には国や保険会社に支払われるものなので、車検業者の利益は全く含まれていません。
クレジットカード払いの場合、支払い金額の一部を手数料としてクレジットカード会社に納めなければなりません。車検業者は、手数料の分だけ赤字となってしまいます。
また、車検を受けるためには法定費用をすぐに支払う必要がありますが、クレジットカード払いの場合だと車検業者に現金が入るまで一定の時間がかかってしまいます。
法定費用は高額になりますので、クレジットカード払いが増えると車検業者自身のキャッシュフローに与える影響が大きくなってしまいます。
以上のような理由から、法定費用に関してはクレジットカード払いができず、現金払いのみという車検業者が多くなっています。
1-3.「車検基本料」や「整備費用」はクレジットカード払いができる
車検基本料は、車を実際に検査する前、故障していたり整備不良だったりしていないかを確認するための作業料金で、整備費用は実際に整備を行った際の部品代や作業工賃です。
車検基本料は車検業者が任意で設定しているものですし、整備費用は、実際に行った整備内容によっても変わってきますが、その工賃も車検業者が任意で設定しています。
そのため、この部分に関しては一般的な買い物と同じように、クレジットカード払いに対応している車検業者なら、クレジットカードで支払うことが可能です。
もちろん分割手数料の分、支払額は増えることになりますが、分割払いも可能となっています。
1-4.全額クレジットカードで払える業者もある
一部の車検業者では、法定費用も含めた車検費用の全額をクレジットカードで支払うことができるところも存在しています。
例えば自動車ディーラー。一部の販売店では車検費用のクレジットカード払いは不可、というところもありますが、日産やホンダ、ダイハツなどの正規ディーラーは、車検費用全額のクレジットカード払いに対応しています。
また、トヨタは自社が発行している『TS CUBICカード』のみ、法定費用を含んだ車検費用全額のクレジットカード払いが可能です。他社カードの場合には、法定費用を除いた車検費用の支払いが可能となっています。
このように、主にディーラー・メーカー系列の車検サービスでは、法定費用のクレジットカード払いができるところも多いようです。
2.クレジットカード払いのメリット・デメリット
それでは車検費用をクレジットカード払いとしたときの、メリットとデメリットを確認してみましょう。
2-1.メリット
クレジットカード払いの大きなメリットは、手元に現金を用意しなくてもいいところです。
車検だからといっていちいち銀行に行って現金を下ろしてくる必要はなく、今現在、手元に現金がなくても、クレジットカード会社への支払い日までに口座に資金が入っていればいい、というのは、非常に便利です。
さらに、利用した額に応じたポイントがつく、というのもメリットといえます。車検はそれなりに費用がかかりますので、もらえるポイントも大きいものとなります。
2-2.デメリット
デメリットとしては、車検費用の総額に注意が必要なことです。
すでに述べた通り、車検業者はクレジットカードの手数料をカード会社に支払わなければなりません。
法定費用までカード払いを可能にすると、その手数料も高くなってしまいますので、その分「車検基本料」や「整備費用」が高めに設定されていることも考えられる、ということです。
もちろん、金額を確認し自身で納得できるのであればなんの問題もありません。
クレジットカードでは法定費用を支払えないという業者は、車検費用を少しでも安くして提供するために、やむを得ずそうしているという場合もあります。
一概に「カード払いができないのは非良心的だ」という訳ではありませんので、ご注意いただければと思います。
3.クレジットカード払いができる車検業者5選
クレジットカード払いができる車検業者は、まだそれほど多くはありません。ここではその中からおすすめの車検業者を5社、ご紹介します。
3-1.ニコニコ車検
事前点検 | あり |
---|---|
点検項目 | 法定点検56項目を含んだ全112項目 |
工場 | 指定工場(店舗により認証工場) |
アフターフォロー |
|
割引 |
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クレジットカードでの支払い | 基本料金、整備費用のみ対応可能(法定費用は現金) |
- 店舗は仲町台店、センター南店、寒川店、平塚店、小田原東インター店、新百合ヶ丘店、八王子堀之内店、所沢店の8店舗。
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国産車の車検基本料は税込11,000円
あとは国に収めるお金「法定費用」だけです。
※輸入車は税込22,000円 -
車検時のオイル交換が無料。
また6ヶ月ごとの定期点検時のオイル交換代が、大幅割引になります。
通常3,980円(小型自動車の場合)のオイル交換が特別価格1,100円(税込)で受けられます。
※店舗指定のオイルになります。
※ディーゼル車は別途費用が発生します。 - 事前点検で丁寧に説明をしてくれるので、正確な情報がわかります。
- 車検後2年間の整備保証付き、6ヶ月・18ヶ月点検無料で安心です。
-
ガソリン2年間5円/L引き
※八王子堀之内店(月間上限50L)・新百合ヶ丘店(月間上限200L)は会員割引との併用で5円/L引きとなります。
※半年ごとの更新が必要です。 - タイヤローテーションも車検・12ヶ月点検時に無料となります。
- Webを見てのメール・お電話からのお見積りで1,000円引き。
3-2.車検の速太郎
事前点検 | なし |
---|---|
点検項目 | 法定点検56項目 |
工場 | 指定工場 |
アフターフォロー | 車検後6ヶ月間または10,000kmまでの整備保証 |
割引 |
インターネット予約割引 1,100円 ※初めてのお客様対象 |
クレジットカードでの支払い | 基本料金、整備費用のみ対応可能(法定費用は現金) |
-
軽自動車でも大型自動車でも車検基本料は一律19,800円。
※輸入車は店舗へ確認。 - 整備作業をユーザー自身の目で確認し、立合いながら車検を進めていくため安心。
3-3.ホリデー車検
事前点検 | なし |
---|---|
点検項目 | 法定点検56項目 |
工場 | 指定工場(店舗により認証工場) |
アフターフォロー | 車検後6ヶ月間または10,000kmまでの整備保証 |
割引 | なし |
クレジットカードでの支払い | 基本料金、整備費用のみ対応可能(法定費用は現金) ※店舗により異なるため要問合せ |
- 排気量によりますが、車検基本料と法定費用を合わせて37,730円からです。
- 受付から車検完了まで最短30分で完了させることに成功した実績があります。
- 整備作業を自身の目で確認し、立合いながら車検を進めていきます。
3-4.オートバックス
事前点検 | なし |
---|---|
点検項目 | 法定点検56項目 |
工場 | 指定工場(店舗により認証工場) |
アフターフォロー |
|
割引 | 店舗による |
クレジットカードでの支払い | 基本料金、整備費用のみ対応可能(法定費用は現金) |
- オートバックス車検では200円(税込)につき1ポイント、Vポイントを貯めることができ、車検時にも利用が可能。
- オイル交換やワイパー交換など定期的に実施しなければならないメンテナンスをパッケージ化したメンテナンスパックを用意しています。
3-5.イエローハット
事前点検 | あり |
---|---|
点検項目 | 法定点検57項目、日常点検15項目、その他約30項目 |
工場 | 指定工場(店舗により認証工場) |
アフターフォロー | 車検後6ヶ月間または10,000kmまでの整備保証 |
割引 |
|
クレジットカードでの支払い | 基本料金、整備費用のみ対応可能(法定費用は現金) |
- 早さと安心を提供する『60分車検』を行っている店舗もあります。
- 事前にご予約いただくと、無料で代車のご用意ができます。
- 店舗によって車検の料金や割引額が違うので確認が必要です。
4.まとめ
今回は車検費用のクレジットカード払いについてご説明しました。
多くの車検業者では、法定費用を現金で支払う必要があります。これは車検基本料や整備費用については、それぞれの業者が任意で決めることができるのに対し、税金などを含んだ法定費用は、業者が自由に値段を決められるものではないからです。
ただし、一部の車検業者では、法定費用を含んだ車検費用全額のクレジットカード払いが可能となっています。
クレジットカード払いには、分割払いができるという便利さもありますが、総支払額がいくらになるのか、そこで車検を受けたときの特典はどんなものなのかなども含めて、もっともお得な業者を見つけるようにしてください。
5.よくある質問
-
Q1.なぜ法定費用は現金払いが基本なの?
法定費用というのは重量税や自賠責保険料などのことで、これはどこで車検を受けても同じ金額を支払う必要があります。
車検基本料や整備費用というのは、一般的な買い物と同じく、サービスの対価として支払うものですが、法定費用は支払いが義務づけられたものなので、クレジットカードを利用するとカード会社にお店が支払う手数料の分、お店が損をしてしまいます。
それが法定費用では現金払いが多くなっている理由です。 -
Q2.車検費用の全額をクレジットカードで支払えるところはある?
自動車ディーラー系列の車検業者など、一部が対応しています。それらはクレジットカード会社に支払う手数料分を負担できるだけの資金力があるか、手数料分を負担してでもユーザーを取り込みたい、という狙いがあって行っているのではないかと思われます。
現在のところは法定費用は現金払いのみ、という車検業者が一般的です。 -
Q3.車検費用をクレジットカード払いにした時のデメリットは?
一括払いであればデメリットはなく、ポイントがもらえる分だけお得といえます。
しかし分割払いとした時には、分割手数料の分だけ総支払額が増えてしまうので、注意が必要です。
車検業者を選ぶ際には、そこで車検を受けたことによる特典と支払額、分割払いにした場合の総支払額を見極め、もっともお得なところを選ぶようにしてください。
- この記事の執筆者
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- 自動車専門ライター 高田 林太郎
- 自動車雑誌の編集者として出版社に勤務したのちフリーランスライターとして独立。国産・輸入車の紹介からカスタマイズ、自動車周辺企業への取材など、自動車業界の現場にてさまざまに活動中。
【8.オイル交換無料について】当店選定のオイルになります。またディーゼル車の場合、別途費用が発生します。