車検のお役立ちコラム
ユーザー車検の費用はいくら?ユーザー車検の流れも合わせて比較
- 公開日:
- 2023.2.16
- 更新日:

「車検費用を少しでも安く抑えたい」と考えていませんか。業者に依頼するのが一般的ですが、自分で車検を通す「ユーザー車検」なら費用を大幅に節約できます。
本記事では、ユーザー車検にかかる費用を業者依頼と比較しながら、具体的な流れやメリット・デメリットを分かりやすく解説します。初めての方でも安心して挑戦できるよう、必要な情報をお届けします。

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- 目次
1.ユーザー車検とは

ユーザー車検とは、ディーラーや整備工場といった専門業者に依頼せず、車の所有者自身が運輸支局などに車両を持ち込んで車検を受ける方法です。
車検は、その車が公道を安全に走行するための基準を満たしているかを確認する重要な検査で、新車登録から3年後、以降は2年ごとに受ける義務があります。
ユーザー車検の最大の魅力は、業者に支払う車検基本料や代行手数料がかからない点です。
その分、費用を大幅に安く抑えられますが、書類の準備から車両の点検、当日の検査まですべて自分で行う必要があります。
2.それぞれの車検費用の比較
まずは車検にかかる費用の内訳を確認していきましょう
1-1.車検に掛かる費用は「法定費用」「基本料金」「整備費用」の3つ
車検にかかる費用は、大きく分けて「法定費用」「車検基本料」「整備費用」の3つで構成されています。
・法定費用:国や保険会社に支払う法律で定められた費用です。自動車重量税、自賠責保険料、印紙代が含まれ、車種や重量によって金額が決まります。この費用は、ユーザー車検でも業者依頼でも同額です。
・車検基本料:車検を代行する業者に支払う手数料です。24ヶ月定期点検料、測定検査料、代行手数料などが含まれます。料金は業者が自由に設定できるため、依頼先によって大きく異なります。
・整備費用:車の状態に応じて、部品交換や修理が必要な場合に発生する費用です。
2-2.【車種別】ユーザー車検と業者の料金相場比較
ここではユーザー車検と車検業者に車検を依頼したときの、費用の比較をしてみます。
| 軽自動車 | コンパクトカー | ~1.5t | ~2.0t | |
| ユーザー車検 | 約3万円~ | 約4万円~ | 約5万円~ | 約5万円~ |
| ディーラー | 約7万円~ | 約9万円~ | 約9万円~ | 約10万円~ |
| 車検専門店 | 約4万円~ | 約5万円~ | 約6万円~ | 約7万円~ |
| ガソリンスタンド | 約4万円~ | 約5万円~ | 約6万円~ | 約7万円~ |
| 整備工場 | 約6万円~ | 約9万円~ | 約9万円~ | 約10万円~ |
ユーザー車検は車検基本料が不要なため、業者に依頼する場合と比較して費用を最も安く抑えられます。
ただし、上記の表はあくまで目安です。車の状態が悪く、部品交換や専門的な調整が必要になった場合は、別途整備費用がかかるため注意しましょう。
例えば、ヘッドライトの光軸調整など、自分では難しい整備が必要になるケースもあります。
3.【5ステップで解説】ユーザー車検の当日の流れとやり方
実際にユーザー車検を受ける際には、さまざまな準備が必要です。その流れを見ていきましょう。

3-1.ステップ1:必要書類の準備
- ユーザー車検を受けるには、まず以下の書類を準備する必要があります。
- 自動車検査証(車検証)
- 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険・新旧2枚)
- 自動車税納税証明書(または軽自動車税納税証明書)
- 定期点検整備記録簿
- 印鑑
- 自賠責保険は、車検の有効期間をカバーしている必要があります。
事前に継続手続きを済ませておきましょう。
また、自動車税納税証明書は、納税後すぐでなければ運輸支局で電子的に確認できるため、提示が不要な場合があります。
3-2.ステップ2:車両の点検・整備
- 車検当日に検査で不合格にならないよう、事前に車両の点検と整備を行いましょう。
国が定める「24ヶ月定期点検」の項目に沿って確認するのが理想的です。
特に、ライト類の点灯、タイヤの溝やひび割れ、ブレーキの効き具合、オイル漏れの有無などは入念にチェックしてください。
もし自分で整備するのが難しい箇所があれば、事前に整備工場などに相談することも検討しましょう。
- 車検当日に検査で不合格にならないよう、事前に車両の点検と整備を行いましょう。
3-3.ステップ3:インターネットでの車検予約
- 運輸支局は現在、車検の予約をインターネットで行っています。
普通自動車の場合には『自動車検査インターネット予約システム』にアクセスをし、日時の予約を行ってください。予約は車検を受けたい日の2週間前から可能です。
軽自動車は『軽自動車検査協会』の軽自動車検査予約システムから、インターネット予約が可能です。
- 運輸支局は現在、車検の予約をインターネットで行っています。
3-4.ステップ4:運輸支局での検査手続き
- 予約当日、準備した書類と車両を運輸支局へ持ち込みます。
まず窓口で予約番号を伝え、「自動車検査票」などの必要書類を受け取り、見本を参考に記入します。
その後、自動車重量税や検査手数料を印紙で購入・貼付し、書類を提出します。
書類が受理されたら、指定された検査ラインに車で並びます。
検査官の指示に従い、ライトの点灯、ブレーキテスト、排気ガス検査などを受けます。
初めての場合は「初めてです」などと伝えると、検査官が丁寧に案内してくれることもあります。
- 予約当日、準備した書類と車両を運輸支局へ持ち込みます。
3-5.ステップ5:検査合格と車検ステッカーの交付
- 全ての検査項目に合格すると、窓口で新しい車検証と検査標章(車検ステッカー)が交付されます。
これでユーザー車検は完了です。
もし不合格の項目があった場合でも、当日中であれば2回まで無料で再検査を受けられます。
近くのテスター屋(予備検査場)などで調整してから、再度検査に臨みましょう。
- 全ての検査項目に合格すると、窓口で新しい車検証と検査標章(車検ステッカー)が交付されます。
4.ユーザー車検のメリットとデメリットとは
ユーザー車検にはメリットもありますが、デメリットもあります。その詳細を確認しておきましょう。

4-1.メリット
- まず大きいのは、車検基本料金がかからないため、そのぶん車検費用が安くすむという点です。
ユーザー車検に挑戦する人は、ここを大きなポイントとして見ていることが多いようです。
車検費用が安くなる
- まず大きいのは、車検基本料金がかからないため、そのぶん車検費用が安くすむという点です。
- ユーザー自身が点検や整備を行うため、車や車検に対して詳しくなるというのも、ユーザー車検のメリットといえる部分です。
そうすると、車を普段遣いをしているとき、調子が以前と違うなど、異変に気付きやすくなります。
車や車検に対する知識が増える
- ユーザー自身が点検や整備を行うため、車や車検に対して詳しくなるというのも、ユーザー車検のメリットといえる部分です。
4-2.デメリット
- 車検業者に作業を頼まないぶん、すべてをユーザー自身が行わなければなりません。
そのため慣れていないと、時間と手間が想像以上にかかることになります。
時間と手間がかかる
- 車検業者に作業を頼まないぶん、すべてをユーザー自身が行わなければなりません。
- 運輸支局は土曜と日曜、祝日は休業しています。そのためユーザー車検を受けるためには、平日に時間をつくらなければなりません。
また検査の予約時間も、午前は8時45分から11時45分、午後は13時から15時45分までと限られています。
そのため希望日に予約がとれるかどうかは実際に予約にチャレンジしてみなければわかりません。
車検は平日しか受けられない
- 運輸支局は土曜と日曜、祝日は休業しています。そのためユーザー車検を受けるためには、平日に時間をつくらなければなりません。
- プロの整備士がチェックするのとは違い、ユーザー自身が点検を行うため、細かい部分の見落としなどがある可能性は、どうしても残ります。
かといって、点検整備をプロにまかせて車検のみをユーザー自身が行う、というのは、費用面というユーザー車検最大のメリットが台無しになってしまいます。
安全面に不安が残る
- プロの整備士がチェックするのとは違い、ユーザー自身が点検を行うため、細かい部分の見落としなどがある可能性は、どうしても残ります。
5.まとめ
ユーザー車検は、費用を大幅に節約できる魅力的な方法ですが、平日に時間を作る必要があり、手間もかかります。
車の知識に自信があり、費用を最優先する方にはおすすめです。
一方、時間がない方や整備に不安がある方は、プロである車検業者に任せるのが安心です。
業者に依頼すれば、手間なく質の高い点検・整備を受けられ、車検後の保証も付いてきます。
この記事を参考に、ご自身のライフスタイルや車の状態に合った最適な車検方法を選びましょう。
6.ニコニコ車検なら車検費用を効率的に安く抑えられる!
ニコニコ車検は、車検一筋31年、累計実施台数を突破した車検専門のお店です。
安全と安さの追求で、お客様にニコニコになっていただくことを使命として『ニコニコ車検』と名付けられました。ここで20万台はそのニコニコ車検をご紹介します。
1.車検基本料が安い
ニコニコ車検の車検基本料は税込11,000円。
あとは国に納める『法定費用』のみとなっています。
輸入車や逆輸入車では、車検基本料は税込22,000円と格安です。2.点検項目は法定56項目を含んだ全112項目
ニコニコ車検は、車検時の24ヶ月点検の際に法定56項目だけではなく、次の車検まで安全・快適・経済的にお乗りいただくために必要な「全112項目」の点検をおこないます。
点検結果は、チェックシートのかたちで報告されるので、車の状態が一目瞭然となります。
ニコニコ車検ではこの点検をおこなうことで、あらかじめ車検に合格できない部品の交換などを説明し、車検実施時に追加整備、追加費用が発生しないようにしています。3.アフターフォローも万全
車検後6ヶ月と18ヶ月の点検が無料です。
法定12ヶ月点検は、税込11,000円で実施。車検後のフォローもしっかりとあります。4.もちろん安心の保証付き
車検時におこなった整備に関する不具合に対しては、2年間の整備保証がついています。
万が一、車検から帰ってきたら調子が悪いということがあっても安心です。5.さまざまな特典もご用意
ニコニコ車検で車検を受けた方は、車検時と12ヶ月点検時のタイヤローテーションが無料になります。
また、通常3,980円(小型自動車の場合)のオイル交換を、
・車検時→無料
・6ヶ月ごとの定期点検時→特別価格2,200円(税込)
でおこないます!
※店舗指定のオイルになります。
※ディーゼル車は別途費用が発生します。
さらに、車検から2年間、半年ごとの点検を受けた方はガソリン代が5円/L引きとなります。
※八王子堀之内店(月間上限50L)・新百合ヶ丘店(月間上限200L)は会員割引との併用で5円/L引きとなります。
- この記事の執筆者
- 自動車専門ライター 高田 林太郎
- 自動車雑誌の編集者として出版社に勤務したのちフリーランスライターとして独立。国産・輸入車の紹介からカスタマイズ、自動車周辺企業への取材など、自動車業界の現場にてさまざまに活動中。



【8.オイル交換無料について】当店選定のオイルになります。またディーゼル車の場合、別途費用が発生します。