車検のお役立ちコラム
【2024年版】車検を即日でおこなうメリット・デメリットは?
- 公開日:
- 2023.3.29
- 更新日:
自家用車の場合、新車登録から3年、それ以降は2年ごとに車検を受ける必要があります。
車検を受けるためには通常、2〜3日かかりますが、車を預けたその日に車検を済ませる、即日車検をおこなっている車検業者もあります。
その日のうちに車検を受けられるというのは、通勤や仕事などで車が欠かせない、というかたにとって、とても魅力的です。
今回は即日車検ができる理由や、メリット・デメリットをご説明します。
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- 目次
1.なぜ即日で車検を受けられるのか
一般的には2〜3日は車を預けなければいけない車検ですが、車検業者の中には車を預けたその日のうちに車検が終わる、即日車検をおこなっているところがあります。
なぜ、車検がその日のうちに終わるのでしょうか。まずはそのポイントを見ていきましょう。
1-1.必要最低限の検査をおこなっているから
車検というのは、車が公道を走るにあたって、不具合があるかどうかを検査するものです。
同時に、法律によって点検項目が定められている、24カ月点検というものも受ける必要があります。
即日車検では24カ月点検で定められた項目のみを点検し、検査に通る最低限の整備のみをおこなうことで時間を節約する、という場合が多い傾向にあります。
1-2.指定工場を所有しているから
車の整備工場には、国土交通省から車の分解整備をすることが認められている認証工場と、車検の検査をおこなうことが可能な設備と車検検査員の資格を持った整備士が常駐している、指定工場という区別があります。
認証工場では整備は可能ですが、車検を受けるためには、整備後に陸運支局や指定工場へと車を持ち込む必要があります。
指定工場を自社で所有している車検業者の場合には、整備後すぐに自社で検査をおこなうことが可能です。そのため、即日車検が可能になります。
2.即日車検のメリット・デメリット
即日車検は時間がかからない、という大きなポイントがありますが、デメリットはどうなのでしょうか。
即日車検のメリットとデメリットを確認しておきましょう。
2-1.メリット
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- 車検にかかる時間が短い
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即日車検のもっとも大きなメリットは、車検にかかる時間が短くてすむ、ということです。
その日のうちに車検が終わるというのは、毎日車を使っている人にとって、非常に助かります。
車検業者によっては、45〜60分程度で車検が終わるところもあり、その場合はお店で待っている間にすむことになります。
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- 代車がいらない
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車を毎日使ってる、という場合、車検で車を預けてしまうとかわりの車として、代車が必要になります。
代車は業者によって無料のところもありますし、費用が必要なところもあります。
その手配や費用の心配をしなくていい、というのも即日車検のメリットです。
2-2.デメリット
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- 不具合を見落とす可能性がある
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即日車検はスピード重視で作業をおこないがちという傾向があります。点検に関しても、車検に通る最低限のものだけとなりがちです。
そのため、24カ月点検項目以外の不具合については、見落とされる可能性がないわけではありません。
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- 整備が必要なら、後日の対応が必要
- 通常の車検では予防的な意味で部品交換や整備をおこなう場合でも、即日車検では時間の制約上から、後回しにできるものについては後日対応、となる場合があります。
3.即日車検を受けるときの注意点
即日車検は、車検当日の作業時間を短縮するため、さまざまな工夫がおこなわれています。
ユーザー側としては、その内容を知っておくことで、無用なトラブルを防ぐことが可能です。
その注意点を確認しておきましょう。
3-1.車検を通す以外の点検や検査をおこなってくれるのかどうかを確認する
即日車検では、法定検査項目の点検と、車検を通すための最低限の整備しかおこなわない、ということが多いので、しっかり点検をしてもらって不具合を整備してもらいたい、という人にとっては不安要素となります。
事前に車検に必要な点検や検査以外の部分も見てもらえるのかどうか、確認しておくと、不安材料を減らすことが可能です。
3-2.場合によっては即日で終わらないこともある
即日車検とはいっても、車の状態によってはその日のうちに車検が終わらないこともあります。
たとえば車検を通すために部品交換が必要となったとき、その部品が取り寄せとなれば、そのぶんの時間が必要となってしまうからです。
とくに低年式の車は即日で終わらない可能性が高くなるため、注意が必要です。
3-3.即日車検が可能な場所は限られている
指定工場を自社で持っている車検業者でも、店舗によっては認証工場という場合があります。
そういった場合、即日車検を受け付けているのは指定工場付属店舗のみとなるため、予約が取りにくい可能性があります。
即日車検を依頼したいと思ったら、早めに予約をしておくほうがいいでしょう。
3-4.キャンセル料が発生する場合がある
ほとんどの車検業者では、キャンセル料は発生しないようです。
しかし一部の業者ではキャンセル料を取られる場合があり、予約した車検日に近くなるほど、キャンセル料が高くなります。
4.即日車検の流れ
それでは即日車検のおおまかな流れを見ていきましょう。
車検業者によって違いがありますので、即日車検を検討するときには、事前に複数の見積もりをとって、違いを確認しておくことをおすすめします。
4-1.見積もり
見積もりは業者によって、事前におこなう場合と当日おこなう場合があります。
事前見積もりの場合には、見積もりの予約をし、予約した日に車検業者へ車を持っていきます。
当日見積もりの場合には、まず、車検の日を予約します。整備士の方に車を見てもらってから見積もりの作成になります。
4-2.車検の予約
事前見積もりの場合は、複数の店舗の整備内容や金額を比較し、納得のいく店舗が決まったら予約をします。予約は電話やインターネット経由でおこなうのが一般的です。
車検満了日間近になって予約をしようとすると、希望日は予約がいっぱいになっている、ということもあります。
また飛び込みで車検を受けようとしても、やはり断られてしまうケースが多いようです。そのため、余裕をもって予約をしておくことをおすすめします。
4-3.予約日に受付、車の入庫
予約をすると、当日用意しておく必要があるものをアナウンスされますので、忘れ物がないように気をつけて車を業者に持ち込みます。
一般的な即日車検では、車検が終わったら電話連絡がありますので、車を取りに行きます。
45〜60分車検の場合には、店舗の待合室で待っていることも可能です。
4-4.車を引き取る
どういった点検や整備をおこなったか説明を受け、料金を精算したら車を引き取ります。
このとき、車検前にはなかった傷がないかどうか、確認しておきましょう。事前にいろいろな角度から写真を撮っておくと、比較することができるため、より安心です。
5.まとめ
即日車検は、車検にかかる時間が短いというのが最大のメリットです。
早い店舗では45分で車検が完了するため、忙しくて車検に時間がかけられない、というかたに向いています。
また、代車も必要ないため、手配する手間や費用も必要ありません。
即日車検のデメリットとして挙げられるのは、車検を通すための必要最低限の検査しかおこなわないため、後回しにできる整備に関しては後日の対応が必要となり、再度店舗に出向く手間がかかる場合がある、ということです。
即日車検のメリットやデメリットを理解して、ご自身のライフスタイルにマッチするのは即日車検なのか通常の車検なのかを考え、よりあっている方法で車検を受けていただければと思います。
- この記事の執筆者
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- 自動車専門ライター 高田 林太郎
- 自動車雑誌の編集者として出版社に勤務したのちフリーランスライターとして独立。国産・輸入車の紹介からカスタマイズ、自動車周辺企業への取材など、自動車業界の現場にてさまざまに活動中。
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