車検のお役立ちコラム

車検を予約するときの注意点!おすすめ時期やキャンセルについても解説

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車検は新車を購入した場合は3年後、その後は2年ごとに受けなければなりません。
車検の時期が近づいてからどこに車検をお願いするのか調べはじめると、予約が埋まっていて、そのまま車検切れになってしまう可能性もあります。
そうならないためには、車検満了日の3ヶ月ほど前からどこに車検をお願いするのか調べはじめるなど、早めの行動が大切です。
また、いったん予約をした車検をキャンセルしたいときにはどうすればいいのか、気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、車検の予約におすすめな時期やキャンセルについてご説明します。

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目次

1.車検の予約はいつがいい?

車検を受けるためには、ちょうどいいタイミングというのがあります。そのタイミングで車検を受けられるように予約をすれば、無駄のない車検ができる、ということになります。
その点を詳しく見ていきましょう。

車検の予約イメージ

1-1.車検を受けるベストなタイミングとは

車検というのは、その車が公道を走るために安全な状態であることを検査して確認する、というものです。その検査を受けた日から新車の場合は3年間、それ以降は2年間が、車検の有効期限となります。
その車検ですが、じつはいつでも受けることが可能です。
しかし、車検満了日の1ヶ月以上前に車検を受けてしまうと、新たな有効期間は車検を受けた日から2年間となってしまいます。つまり、次回の車検は前倒しをしたぶん、早く受けなければならないのです。
そのような期間の短縮を防ぐためには、車検満了日の1ヶ月前から満了日までに車検を受ける必要があります。
たとえば車検満了日が2023年6月20日となっている場合、2023年5月20日~6月20日の間に車検を実施すれば、新たな車検満了日は2025年6月20日となります。
しかし仮に、同じく2023年6月20日が車検満了日となっている車で2023年4月20日に車検を受けた場合には、次回の車検満了日が2025年4月20日となるのです。
そのため、車検は満了日の1ヶ月前から満了日までの間に実施することをおすすめします。

1-2.早めの行動がおすすめ

そんな車検ですが、満了日近くになってから予約をしようとすると、希望する日や曜日はすでに予約が埋まっていた、ということにもなりかねません。その段階になってどうしよう、ともたもたしていると、最悪の場合は車検切れとなってしまう可能性すらあります。
そのためベストな動きかたとしては、車検満了日の3ヶ月ほど前からいろいろな業者を調べ、料金やアフターフォロー、特典などを確認しておき、2ヶ月ほど前になったところで車検をお願いしたいところに連絡をして予約する、というものになります。

2.車検の予約方法

車検の予約方法は、車検業者にお願いをする場合と、ユーザー車検をおこなう場合で違いがあります。
ここではそれぞれの予約方法を確認していきましょう。

車検を予約するイメージ

2-1.車検業者にお願いする場合

まず、車検業者にお願いする場合を見ていきます。
ここがいいのでは、と思った車検業者を見つけたら、電話やインターネットから見積もりの予約をします。このとき、車検証を手元に準備しておくと話がスムーズです。
可能であれば複数の業者から見積もりをとれば、比較検討がしやすくなります。
そのときの注意点としては、車検費用だけではなくアフターフォローや業者独自の特典なども確認しておく、ということです。
その上でもっともお得と感じられる業者を決めたら連絡をし、車検作業をおこなう日程の調整をして、正式に車検を依頼します。

2-2.ユーザー車検の場合

ユーザー車検は普通車と軽自動車で予約方法が違いますので、その点に注意をしてください。
まず普通車の場合には『自動車検査インターネット予約システム』というサイトから、検査日時を予約します。
この予約をするためにはアカウント登録が必要となるため、事前にサイトをチェックしておいてください。また、予約はインターネットでのみおこなわれていて、電話ではおこなえませんのでご注意ください。
さらに、予約は車検を受けたい日の2週間前から取ることができますが、混雑する日はすぐに予約枠が埋まってしまうこともありますので、その点もご注意ください。

軽自動車の場合は、軽自動車検査協会の事務所、あるいは支所へ電話をするか『軽自動車検査予約システム』というサイトにアクセスをして予約をします
この軽自動車検査予約システムで予約をする場合にも、アカウント登録が必要となるため、事前に手続きを確認しておきましょう。

3.車検の予約はキャンセルできる?

いざ予約をしたものの、突然の用事などで行けなくなってしまった、という場合にはどうしたらいいのでしょうか。
ここでは車検予約のキャンセルについて見ていきます。

キャンセルイメージ

3-1.車検業者の場合

基本的に車検業者の場合、無料見積もりの段階でのキャンセルは問題なくおこなえます。
さらに、日程を決めて依頼をしていても、車検整備の前であれば多くの車検業者はキャンセル料なしでの予約取り消しが可能です。
もし突然の用事などでキャンセルをする場合には、1日でも早く電話などで車検業者に連絡をし、キャンセルの相談をしてください。

3-2.ユーザー車検の場合

ユーザー車検の場合ですが、普通車は自動車検査インターネット予約システムからキャンセルをおこなうことができます。電話からのキャンセルは受け付けていません。
キャンセル自体は予約をした日の予約受け付け終了時間までできるようになっています。
軽自動車の場合には、電話または軽自動車検査予約システムからキャンセルをおこないます。
ただし、インターネットからの予約はインターネットからしかキャンセルできませんし、電話での予約は電話でしかキャンセルできませんので、その点ご注意ください。 予約の日時変更をおこないたい場合は、受け付け開始時間から30分後まで可能となっています。
なお、無断キャンセルが繰り返しおこなわれた場合には、登録しているアカウントが使用できなくなることがあるため、キャンセルをする場合にはかならず連絡をしてください。
キャンセル料は無料となっています。

4.まとめ

車検を受けるタイミングは、満了日の1ヶ月前から満了日までの間、というのがベストです。なぜなら、満了日の1ヶ月以上前に車検を受けてしまうと、そのぶん有効期間が前倒しされてしまうからです。
そのため車検業者に車検をお願いする場合も、ユーザー車検をする場合も、その1ヶ月の間に車検が受けられるよう、早めに予約をしておく、ということに気をつけましょう。
予約は車検業者の場合には電話やインターネットでおこなえますが、ユーザー車検の場合は、普通車はインターネットからしか予約ができません。軽自動車の場合は電話とインターネット、どちらからでも予約が可能です。
いざ予約をしたが、その日の都合が悪くなった、という場合にはキャンセルも可能です。車検業者の場合は車検整備前ならキャンセル料がかかることはほとんどありません。ただ、中にはキャンセル料がかかる場合もありますので、予約時に確認しておくと安心です。

この記事の執筆者
自動車専門ライター 高田 林太郎
自動車雑誌の編集者として出版社に勤務したのちフリーランスライターとして独立。国産・輸入車の紹介からカスタマイズ、自動車周辺企業への取材など、自動車業界の現場にてさまざまに活動中。