車検のお役立ちコラム
車検にかかる時間はどのくらい?目安と時短のコツを徹底解説
- 公開日:
- 2024.4.30
- 更新日:

新車を購入してから3年後、その後は2年ごとに必ず受けなければならないのが車検です。当然ながら、車検中はその車を使用することができません。
では実際のところ、車検にはどのくらいの時間がかかるのでしょうか。
本記事では車検にかかる時間の目安を整理するとともに、時間を短縮するためのコツや、その際に押さえておきたいデメリットまでわかりやすく解説します。

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- 目次
1.そもそも車検では何をおこなうのか
車検は法律で定期的な受検が義務付けられている検査制度です。新車の場合は登録から3年後、その後は2年ごとに実施が必要で、車検を受けずに公道を走行すると刑事罰の対象となります。
それでは、車検では実際にどのような作業がおこなわれているのでしょうか。まずは基本から確認していきましょう。
1-1.車検は公道走行のための安全性を確認する検査
車検とは、公道を走行する際に必要な安全性が確保されているかどうかを確認する検査のことです。検査は陸運支局、または陸運支局と同等の設備を備え、有資格の検査員が常駐する指定工場でおこなわれます。
検査項目は法令で定められており、流れ作業でチェックされるため、検査自体は始まってしまえば30分程度で完了します。
しかし一般的な車検では、2〜3日間ほど車を預ける必要があります。これはなぜなのでしょうか。
1-2.法定点検と整備にも時間が必要
車検に2〜3日かかる理由は、検査そのものではなくその前段階にあります。
車検を受けるためには、法で定められた24ヶ月点検を実施する必要があり、これは通常、車検検査の前におこなわれます。そのため、点検の時間が別途必要になります。
さらに、点検の結果、車検基準を満たさない箇所が見つかれば、整備をしなければ車検に合格できません。部品の手配や整備作業にも当然時間が必要です。
これらすべてを含めて「車検」と呼ばれているため、2〜3日かかるケースが一般的となっています。
2.車検にかかる時間のパターン

2-1.車検が早く終わるケース
事前の点検でなにも問題がなければ、車検はスムーズに完了します。特に指定工場に依頼した場合は、その日のうちに車検が完了することもあります。
また、事前に整備工場や自身で点検をおこなったうえで、陸運支局に車を持ち込んで車検を受ける「ユーザー車検」も、不合格にならなければ短時間で終了します。
万が一、いち度不合格となっても、その日のうちであれば再車検が可能なので、陸運支局近くの予備検査場で調整・整備をおこなえば、多くの場合は当日中に車検を完了させることができます。
2-2.車検に時間がかかるケース
車検に時間がかかる原因は、検査そのものではなく、整備に時間を要するケースがほとんどです。
法定点検でタイヤの溝不足、ブレーキパッドの摩耗、オイル漏れなどのトラブルが見つかれば、交換やパッキン交換などの整備が必要となります。
その際、必要な部品がすぐに手に入らない場合は待ち時間が発生し、そのぶん車検完了までの時間が延びてしまうのです。
ただし、しっかり予約を取って車検を受けていれば、ほとんどの場合は2〜3日以内で完了します。逆に、予約なしの飛び込みで依頼すると、予約済みの車両が優先となるため、想定より時間がかかる可能性があるので注意が必要です。
そもそも余裕を持って車検を受けるためには、いつから準備を始めるかが重要なポイントになります。車検の準備はいつから始める?費用を賢く抑える事前点検の活用法とポイント もあわせて確認しておくと、計画的に車検を進められます。
3.短時間車検の仕組みとデメリット
3-1.短時間車検が成立する理由
短時間車検とは、車を持ち込んだ当日に車検が完了するサービスのことを指します。
時短を実現するためには予約が必須となっており、予約日時に確実に作業ができるよう人員配置がおこなわれています。
また、短時間車検を提供している業者の多くは指定工場であり、自社内で検査までを完結できるのも大きな理由のひとつです。
加えて、整備が必要な箇所が出た場合にも、ユーザー立ち会いのもとでその場で説明・承諾を得ることで、確認のタイムロスを最小限に抑えています。これによりトータルでの大幅な時間短縮が可能となっているのです。
3-2.短時間車検のデメリット
メリットの多い短時間車検ですが、注意すべき点もあります。
まず、予約日時を必ず守る必要があるという点です。突発的な事情で持ち込みが遅れると、他の車両が優先されるため、当日中の車検が難しくなります。
また、点検中に大掛かりな修理が必要な箇所が見つかった場合は、改めて車を預け直す必要が生じる可能性もあります。
さらに、短時間で完了させる都合上、最低限の点検項目に絞られることが多いため、整備が不十分で車検後にトラブルが発生するリスクもゼロではありません。
ただし、これらの懸念は、車検前に余裕をもって点検・整備を済ませておけばほぼ解消できます。車検時にすべてを詰め込もうとせず、早め早めの点検を心がけることが大切です。
なお、短時間車検の代表例である「即日車検」については、車検を即日でおこなうメリット・デメリット!流れや注意点を解説 で詳しく紹介しています。検討中の方はあわせて参考にしてください。
4.車検を受けるときの注意点

ここでは車検を受ける際に押さえておきたいポイントを整理します。
車検は基本的にいつでも受けることが可能です。ただし、車検の有効期間は合格してから2年間となります。
たとえば前回の車検から1年半しか経っていない段階で再受検しても、次回までの期間は2年半に延びるわけではなく、合格から2年間です。早く受けてもトータルで損になることはあっても、得にはなりません。
ただし、車検証の有効期間満了日の1ヶ月前から満了日までの間に受検し合格した場合は、次の有効期間が現在の満了日から2年間となります。そのため、車検は満了日の1ヶ月前から満了日までの間に受けるのが最もお得です。
これを確実に実行するために重要なのが予約です。満了日ギリギリでは整備工場の都合と合わない可能性があるため、車検期間満了の約2ヶ月前から1ヶ月前までに予約を済ませておきましょう。これにより、想定外の大きなトラブルが見つかった場合にも余裕をもって対応できます。
予算面でも、法定費用に加えて車検基本料が必要となりますが、早めに動いておけば複数業者に問い合わせができ、最もお得な依頼先を見つけることができます。とにかく「早めに動く」ことを意識してください。
5.まとめ
今回は車検にかかる時間の目安、短時間車検の仕組み、注意したいデメリットについて解説しました。
車検は安全な公道走行のために欠かせない制度であり、検査項目は法令で定められています。車検証の有効期間が切れた状態で公道を走ると刑事罰の対象となるため、必ず期限内の受検を心がけましょう。
検査自体は流れ作業のためそれほど時間を要しませんが、2〜3日預ける必要があるのは、同時に法定点検や整備をおこなっているためです。短時間車検はユーザー立ち会いによる即時対応や指定工場ならではの体制によって実現されています。
車検時間や費用でお悩みの方は、ニコニコ車検にぜひご相談ください。全国の店舗で、わかりやすい料金とスピーディーな対応をご提供しています。
- この記事の執筆者
- 自動車専門ライター 高田 林太郎
- 自動車雑誌の編集者として出版社に勤務したのちフリーランスライターとして独立。国産・輸入車の紹介からカスタマイズ、自動車周辺企業への取材など、自動車業界の現場にてさまざまに活動中。


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