ユーザー車検
ユーザー車検とは
ユーザー車検は、その名のとおり、ユーザー自身が点検整備をして車検の保安基準に適合する状態に仕上げ、自動車検査法人の検査コースに自ら車を持ち込んで検査を受ける車検のことです。
ユーザー車検を実施すれば、車の現状をユーザー自身がしっかり把握でき、自覚と責任を持てるという利点があります。
しかも、車検に際して特別に必要になるのは法定費用だけという、経済的な利点もあります。
もっとも、事前の自力整備で掛かっている費用は別ですが。
逆に、車検にいたるまでに費やす時間や手間は、一気に増えます。
事業者に依頼するほうがいいか、それともユーザー車検がいいかは、ユーザーの考え方と時間的自由度によるでしょう。
ユーザー車検の流れ
ユーザー車検を実施する場合には、基本的には以下のような流れとなります。
検査を受ける前に
- 検査の項目や手順の流れを、運輸支局で確認し理解しておく。
- 車の状態をチェックする。
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- 必要書類の準備
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- 車検証
- 自動車損害賠償責任保険証明書(※新旧2枚が必要)
- 自動車税納税証明書(継続検査用)
- 自動車検査票
- 自動車重量税納付書
- 継続検査申請書
- 定期点検整備記録簿 (車検前に法定点検が終わっている場合)
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- 費用の準備
- 原則として、法定費用のみ。
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- 予約
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自動車検査インターネット予約システムを利用する。
もしくは受験する運輸支局へ電話予約する。
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- その他
- 余裕があれば検査コースなどの下見をする。
当日の受験では
受付を済ませて、検査コースに車を乗り入れ、受験します。
無事に検査が合格であれば、書類一式を車検証交付窓口へ提出し、窓口で新しい車検証とステッカー(検査標章)の交付を受け、ユーザー車検終了です。
合格しなかった場合
検査に合格しなかった場合は、不適合箇所の整備を行った後に再検査を受けます。
同日なら新たな検査料は発生しませんが、1回の検査申請による検査コースへの入場回数は3回までとなっています。
再検査の内容は、不適合とされた検査日から2週間以内に受ける場合と、2週間を超えてから受ける場合とでは検査項目が変わってきます。
- <2週間以内に受ける場合>
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不適合箇所に関わる検査項目のみの受検で済みます。
検査日に、保安基準に適合していない個所が記載された限定自動車検査証の交付を受けておきましょう。
限定自動車検査証が交付されていれば、2週間以内なら不適合箇所に関わる検査項目のみ受検で済みます。
交付は無料ですが、再検査を受ける際には別途検査手数料がかかります。
- <2週間よりもあとに受ける場合>
- まったく新たな受験の扱いになりますので、手続きも費用もすべて初回と同じです。
車検満了日との兼ね合いもある上に、余計な手間が発生しますので、一日で合格できる確信を得られてから、ユーザー車検に臨みましょう。