残価設定ローンの車検費用を抑える方法：ディーラー以外の選択肢とメリット

1.残価設定ローンの車検はディーラー以外でも実施可能

残価設定ローンで購入した車の車検は、ディーラー以外の店舗で受けても問題ありません。
一般的に「ディーラーで車検を受けないと、ローン終了時の残価が保証されない」と考えられがちですが、これは事実と異なります。
ローン契約書における残価保証の条件は、主に以下の点が記載されています。

・法律で定められた点検・整備が適切に行われていること
・車の内外装に規定以上の損傷がないこと

条件として「ディーラーでの車検実施」が義務付けられているケースは稀です。
国の認可を受けた整備工場（認証工場や指定工場）で法定点検と車検を受ければ、契約上の条件は満たされます。
車の価値は、車検を受けた場所ではなく、適切な整備が行われたかどうかで判断されます。

2.ディーラー車検の費用が高額になる3つの理由

ディーラーの車検費用が他の業者と比較して高額になる主な理由は以下の3点です。

理由1：予防整備を重視した部品交換

ディーラーは自社ブランドの信頼性を維持するため、次回の車検まで故障が発生しない状態を目指して整備を行います。そのため、使用可能な部品であっても早めに交換を推奨する傾向があります。これは安全性においてメリットとなりますが、費用増加の要因となります。

理由2：純正部品の使用

ディーラーでは原則としてメーカーの純正部品を使用します。純正部品は品質が保証されていますが、価格は高めに設定されています。一方、純正品と同等の品質を持つ「優良社外品」や「リビルド品（再生部品）」を使用することで、部品代を抑えることが可能です。

理由3：整備費用以外のコスト

ディーラーの整備費用には、店舗設備や接客サービスなどの維持費が含まれている場合があります。車検における法定基準を満たすことのみを目的とする場合、これらの付加価値にかかるコストは割高となる可能性があります。
例えば、SUVなどの車種でディーラー車検の見積もりが20万円の場合、車検専門店であれば12万円程度に収まるケースがあります。この差額は整備内容や使用部品の違いによるものです。

3.低価格と品質を両立するニコニコ車検の特徴

ニコニコ車検が低価格でありながら品質を維持できる理由は、以下の体制にあります。

根拠1：112項目の点検実施

法律で定められた車検の点検項目は56項目ですが、ニコニコ車検ではその倍にあたる112項目を点検します。多角的な診断により車の状態を正確に把握し、必要な整備箇所を適切に判断することで、過剰な整備を防ぎます。

関連記事：車検と法定点検は違うもの？『法定56項目』と『ニコニコ車検独自の112項目』を解説！

根拠2：28年の実績による業務効率化

ニコニコ車検が価格を下げられるのは、28年間車検を追求してきた成果です。
培ったノウハウに加え、非常に多くの台数の車検を実施させて頂いていますので、効率化によるコストカットに成功いたしました。
しかし、お客さまに提供する安全や満足度を下げてしまうようなコストカットは行なっておりません。
どうぞ安心してニコニコ車検をご利用下さい。

根拠3：年間18,000台の実績と整備保証

ニコニコ車検は年間18,000台以上の車検実績があります。また、車検時に整備した箇所に不具合が生じた場合、1年または1万kmの「整備保証」を付帯しています。

関連記事：車検の整備保証とは？対象範囲・期間から注意点までプロが徹底解説！

4.ローン満了時期と車検の判断基準

残価設定ローンの最終回が近い場合、車検を受けるかどうかの判断には費用対効果の考慮が必要です。

4-1.車検満了日とローン最終回が近い場合の選択肢

選択肢1：車検を受けて乗り続ける

車検専門店などで費用を抑えて車検を通し、ローン最終回で車を買い取る（再ローン含む）方法です。

選択肢2：車検を受けずに返却・乗り換え

車検満了日より前に車をディーラーに返却、または売却して乗り換える方法です。

判断のポイントは車検費用です。
例えば、あと1年しか乗らない車に高額な車検費用をかけることはコストパフォーマンスが低下する要因となります。費用を抑えて車検を通すことができれば、保有期間中のコスト負担を軽減できます。
また、車検残期間がある車は中古車市場での評価が高くなる傾向にあります。ローン最終回でディーラーへ返却せず、買取専門店へ売却する場合、車検を通しておいた方が査定額で有利になる可能性があります。

5.残価設定ローンの車検に関するよくある質問

よくある質問と回答をまとめました。

1. Q1.ディーラー以外で車検をした場合、残価や契約への影響はありますか？

   影響はありません。残価設定ローンの条件は「法定点検・整備が実施されていること」であり、実施場所は指定されていません。ニコニコ車検は国の認可を受けた整備工場であるため、条件を満たすことができます。

2. Q2.ニコニコ車検がディーラーより安い理由は何ですか？

   過剰な予防整備を行わず、現在の車の状態に必要な整備に絞って提案しているためです。また、リビルド品（再生部品）を活用することで部品代を抑えています。詳細は本記事の「セクション3」をご参照ください。

3. Q3.見積もり後に追加請求されることはありますか？

   事前の説明でお客様の合意がない限り、追加整備や請求を行うことはありません。確定した見積り金額に基づいて作業を行います。

4. Q4.車検中の代車はありますか？料金はかかりますか？

   はい。一部店舗で月～金は貸出無料（※台数限定）、土日貸出は1,100円／日でご用意させていただきます。
   ※月～金の無料貸出店舗は、仲町台、センター南、寒川、堀之内、新百合ヶ丘となります。その他の店舗（平塚、所沢、小田原）は、月～金も1,100円/日で貸出ししております。詳しくはお問い合わせください。
   必要の無いお客様もいらっしゃいますので、他店のようにはじめから基本料金に代車料金を含めておりません。
   車検実施期間中の状況によっては、代車がご利用いただけない場合もございます。予めご了承ください。

5. Q5.クレジットカード払いは可能ですか？

   利用可能です。ただし、法定費用（自賠責保険料、重量税、印紙代）は現金のみとなり、整備料金や部品代などがカード払いの対象となります。

6.まとめ

残価設定ローンの車検において、ディーラー以外の選択肢を検討することは費用削減の有効な手段です。信頼できる整備工場を選ぶことで、車の契約条件を満たしつつ維持費を抑えることが可能です。
まずは見積もりを行い、実際の車検費用を確認することをお勧めします。